特殊清掃という言葉を初めて聞いたのは、大阪に住んでいる遠縁の親戚が亡くなった時です。
親戚とは言っても親交がなく、顔も名前も知らないご高齢の男性でした。
ご老人が住んでいたアパートの大家さんが部屋の片づけをして引き払う手続きまでやってほしいと、こちらに連絡してきました。
そのかたは独居老人で、大阪にご友人や知り合いなどがいないせいで我が家まで連絡が回ってきたのです。
身内の者というには遠すぎる関係でしたが放っておけず、そのアパートに行ってみると予想を超える難題が待ちうけていました。
部屋の持ち主は最後は自力で掃除ができなくなっていたらしく、部屋の汚れがひどいしモノも散乱していました。
それに実際亡くなられた部屋ですから、独特の強い匂いがこもっているのです。
布団にはそのかたを思わせる痕があり、シミは床までついてしまっていたため素人の私には触ることすらできない状態でした。
どうしたらいいのか途方にくれていると、見かねた大家さんが教えてくれた解決策が特殊清掃の業者を頼ることだったのです。
依頼すると、気になる匂いは完全に消臭してもらい、床や壁は綺麗に張り替えていただけました。
どうなるかと思っていましたが、これで解決して安心しました。
大変なことなのに、ひるまず作業してくれた業者の方に、心から感謝しています。